社員の満足度向上や健康促進のために、かつては多くの会社がリゾート地に保養所を持っていました。保養所を持っていることが会社の魅力として思われていたこともあり、1980年代後半のバブル期には大企業がこぞって建設をしていたからです。当時は銀行も簡単に融資をしてくれ、会社にとっても保養施設やゴルフ会員権などが税金対策や社員確保に役立っていました。こうした施設は「ハコモノ」とも呼ばれていました。

しかし今はそのような時代ではありません。使われないような保養施設を持っていても、修繕やサービスの運営、固定資産税の発生など、ラーニングコストが高くついてしまいます。そこで近年多くの企業が取り入れているのが福利厚生サービスです。福利厚生サービスは一定の費用を払うことによって、契約している施設を使えるようになるため、自社で固有の施設を持つ必要がありません。

中小企業であっても福利厚生で立派な宿泊施設を利用することができるようになるのです。福利厚生サービスの場合は宿泊施設の他にも、スポーツやアウトドア、グルメや観光などに使える割引が取りそろえられているため、旅行に行かないような従業員にも利用する機会があります。企業側は月会費として毎月決められた金額を従業員の人数分だけ払えばよいだけなのです。メンテナンス費用がかからないので、福利厚生で必要になるコストも見えやすくなり、管理も楽になるでしょう。

こうしたサービスを提供している会社はいくつかあるので、自社にあったものを選ぶと良いです。

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