コロナ禍になる以前から社食が大きく変化したことがニュースになっていました。このニュースに関心がある人が多く、その後の問い合わせやネット上での検索も増加したようです。これまでの社食のイメージは、大きな厨房で大量におかずを作るものでした。業務用のコンロや鍋、流しなどが必要となり、動線の確保には十分なスペースが必要です。

設置したくても設置できない企業の多くは、厨房スペースが確保できないことが理由です。厨房では複数人の調理作業をする人が必要ですし、動き回るためにケガをしないような工夫もしなければなりません。福利厚生サービスを向上することで社員の士気があがるというニュースも話題になりましたが、その一つに社食を上げる専門家もいます。どうしても導入したいが課題が多すぎてあきらめてしまう企業が多い中、そのニーズを満たしたサービス提供会社が出てきました。

厨房設置という形ではなく、あらかじめできあがったおかずをパック詰めし、会社の電子レンジで加熱して食べてもらうというタイプです。いわゆるレトルトパックなのですが、おかずは数種類選べるため、カロリー調整や食が細い人、たくさんご飯を食べたいひとなど個別に応じることができます。大量生産で1人当たりの価格帯も抑えられるため、社食サービスとしてはうってつけです。簡易包装でゴミも少なくて済みますから導入する企業も増えているそうです。

時間差でランチタイムをとる企業にも、これなら場所をとらずに社員にはリラックスしてお昼休みをとってもらえます。

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