これから健康経営サービスに取り組んでいきたいと考えるのであれば、その順序を考えることが何よりも大切です。現行型サービスを導入するにあたり、3段階に分けてその取り組み方を進めていきましょう。まず第一に考えたい事は、簡単なことから始めることです。現行型サービスは、取り組みを始めたからといって、すぐに成果が目に見えるわけではありません。
まず最初に行う事は、従業員一人一人が意識して、地道にコツコツと取り組んでいくことです。その成果は突然現れるわけではなく、緩やかに現れるはずです。最初は簡単なことから始めることが大切です。例えば残業をしない日を作ったり、有給の取得を促進するなどもその一つと言えるでしょう。
生活習慣を改善することを目的に、セミナーや講習を設ける、感染症対策を取り入れるなど、取り組みやすいものから少しずつ導入します。そして健康経営サービスの導入にあたり、ストレスチェックを活用していきましょう。2015年からは、50人以上の従業員が雇用されている企業では、ストレスチェック制度が義務付けられるようになりました。近年では精神面の不調をきたして仕事を休む人も増加傾向にあり、ストレスチェックを行うことにより、精神面の不調を未然に防ぐことが期待できます。
健康経営サービスにおいては重要な項目と言えるでしょう。そしてコミュニケーションが取りやすい環境を作り上げることです。社内の人間関係は大きな影響を及ぼすものであり、相談しやすい環境がなければ、ストレスが解消される事はありません。横のつながりはもちろんですが、部下と上司などのような縦のつながりにおいても、相談がしやすいような環境を整えることが大切です。