福利厚生とは、その会社が従業員たちに支払う給料以外に提供している、報酬や様々なサービス全般を指しています。従業員の労働力を高めるのはもちろん、その家族の生活の質を高めることを目的として導入されます。労働者側にメリットがあるのはもちろん、広い目で見ると企業側にも恩恵があるので一石二鳥です。それでは、具体的に福利厚生サービスの導入にはどのような良さがあるのでしょうか。
まず、福利厚生が充実している会社は求職者サイドから見て、健康的で働きやすい環境を提供してくれる職場として人気があるので、人材確保につながります。投資家やストックホルダーたちからの印象もよくなり、全体的に企業のイメージアップにもつながるでしょう。様々なサービスを導入することで、多くの従業員たちが気持ちよく働けるようになれば、仕事の効率もアップすることになりますし、長期的にみると離職率の低下も促します。従業員たちの心身の健康を守ることで、休職する人が少なくなれば、労働力のダウンにもなりません。
企業にとっても従業員にとっても、様々な恩恵をもたらす福利厚生サービスですが、その種類は多岐にわたっています。健康経営面で導入されることが多いのは社員食堂ですが、最近は弁当型や冷蔵庫から自由に総菜を持ち出すタイプなども増えています。子育てと仕事の両立を助けるために、ベビーシッター補助や子供の行事への参加目的の休暇の導入などもあります。スキルアップを奨励する福利厚生も人気です。