アウトソーシングの一部でもあります健康経営サービスは、取り扱う企業によっても一部だけを完全に委託するサービスであったり、あるいは企業と共にその特性や問題に合わせたきめ細やかなサービスを行う併走型であったりと、それぞれに特色がありまして依頼する企業によって支援の内容が異なってきます。ですので、企業側の経営者や今まで健康診断業務の一部を担ってきたような総務の担当者は、各企業が抱えている課題や健康経営に取組む目的をしっかりと前もって明確化しておき、どの部分を健康経営サービスのアウトソーシングへ依頼するのかを考えておく必要があります。例えば従業員が抱える健康問題がテレワークやリモートワークによるもので、会社に通勤しなくなったことが大きな要因となり毎日駅まで徒歩で往復していた通勤時間がなくなったことで運動不足になりその結果、生活習慣病予備軍が増えそうといった場合には運動や食事などに関するセミナーを開催してもらって、行動変容を促して仕事への好影響を与えていくといったような対策をとることで病気の予防面の側面を持つことになります。また、せっかく健康診断を外部に依頼して従業員全員の年に1度の健康診断を実施したのにもかかわらず、精密検査を受けないといった社員がいるような場合には産業医をサポートする保健師を紹介してもらって、保健師からの精密検査の受診勧奨を徹底してもらうといったようなことも依頼できます。

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